【沖縄・中国友好協会】万国の津梁の思いを以って新しい沖縄と中国の交流を進める

沖縄・中国友好協会設立趣旨

中国との間には、かつて琉球国時代から600年にわたって冊封使による交流が活性化されていた時代がありましたが、日本国によって沖縄が置かれた後、中国においても、政治的変遷により、つい先頃まで両地域の交流は途絶えていたのが実態です。
そして、中国も新しい時代背景を持つようになり、日本との間にも国交正常化、日中友好交流促進の時代に入りました。

02年の日中国交正常化30周年の折には、沖縄においても、中国国際友好連絡会の協力を得て《琉球沖縄年、中国年、日本年》とした観光交流のイベント、フォーラム、シンポジウムなどが行われました。
その後、中国国際友好連絡会は日中の歴史始まって以来の中国航空機による200余名の観光訪問団を訪沖させる等交流促進に取り組んでいます。
2004年には《石龍鎮、那覇ハーリーチーム》の交流が行われもしました。那覇市が開催した「帰ってきた琉球王朝の秘宝展」に至っても、御指導を戴きました。

沖縄には、日中友好協会(中日友好協会)などの支部機能もありません。沖縄、中国経済文化交流協会が沖縄県工業連合会(全金城名輝会長)のもとで活動しましたが、この組織も既に解消していて10年経っているのが実態です。しかし、この10年で、両地域の交流は新しい変化を遂げてもいます。

沖縄県と福健省、那覇市と福州市、浦添市と泉州市、宜野湾市とアモイ市との行政の交流はもとより、上海-那覇に航空路が開設されたことにより、中国国家観光局と沖縄観光コンベンションビューローとの組織交流も盛んになり、観光交流と云う民間交流が活性化されてきております。

この観光交流は、中国において地域限定で行われていますが、いずれは指定地域も拡大され、沖縄観光の活性化に役立つような入域客増につながるかと思われます。
勿論《人が交われば、モノも流れる》の例え通り、中国と沖縄の間には経済交流の活性化も見えてくるでしょう。
 《小さな国》沖縄県が如何に中国との交流促進に取り組み《観光と経済》を活性化していくかは、それなりの《工夫と対策》が必要なところです。そして、日中間にある歴史的諸問題、尖閣諸島問題、台湾問題などが介在するなかで、米軍が駐留する沖縄と云う視点でとらえても、中国と沖縄の交流促進は必要とされています。

そこで沖縄の歴史からくる《万国津梁のかけ橋として》琉球国時代の国是からしても、中国との交流を促進するにあたって行政の交流を補完する民間組織が、必要ではないかと考え、ここに、沖縄・中国友好協会を設立することになりました。

沖縄・中国友好協会 会長 西田 健次郎


Posted by 沖縄県日中友好協会 at 2012年06月18日   18:09
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